煙台市鳥インフルエンザ感染症例発生

～青島領事館からの通知を転記します～

鳥インフルエンザ関連情報　
〈山東省煙台市における鳥インフルエンザＡ(Ｈ７Ｎ９)の人への感染症例の発生〉

２０１４年５月２８日
在青島日本国総領事館

１．当地報道によると、山東省煙台市で鳥インフルエンザＡ(Ｈ７Ｎ９)の感染症例２例（うち１例死亡）が確認されました。同報道の概要は以下のとおりです。

　第１症例の患者は辛某という男性、６１歳の定年退職者。５月６日に発熱、呼吸困難などの症状が現れ、症状は徐々に悪化、５月１１日から入院治療を開始。５月２１日に山東省及び煙台市専門家グループは、同男性を鳥インフルエンザＨ７Ｎ９の確定症例であると診断した。その後、男性は急性呼吸促迫症候群、多臓器不全などを併発し、５月２３日に治療の甲斐なく死亡した。
　第２症例の患者は第１症例の息子、３３歳。５月１５日に発熱の症状が現れ、５月２０日から入院治療を開始。５月２２日に鳥インフルエンザＨ７Ｎ９の確定症例であると診断された。現在、専門家グループは全力で同男性に対する治療を行っている。
　煙台市衛生局の専門家グループは、迅速に流行病学調査を行い、濃厚接触者に対する医学観察を実施している。現在のところ、煙台市で新たな症例の発生は報告されていない。

２．中国に滞在中の方、及び渡航・滞在を予定されている方は、当館及び在中国大使館・各総領事館等のホームページを含め、最新情報を随時確認の上、以下の注意事項を参考に行動することをお勧めします。

　●生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避ける。
　●死んだ鳥や放し飼いの家禽との接触を避ける。
　●鳥の排泄物に汚染された物との接触を避ける。
　●手洗い、うがいにつとめ、衛生管理を心がける。
　●外出する場合には、人混みは出来るだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がける。
　●突然の発熱や咳など、呼吸器感染症の症状が現れた場合には、速やかに最寄りの医療機関を受診する。

≪問い合わせ窓口≫
　○在青島日本国総領事館
　　住所：山東省青島市香港中路59号青島国際金融中心45F
　　電話：[phone]（代表）
　　FAX：[phone]
　　E-mail:[e-mail]
　　ホームページ：http://www.qingdao.cn.emb-japan.go.jp/jp/index.html